# #

お電話のご相談もお気軽に

0120-00-7777

受付時間 9:00~17:30

  • 資料請求
  • ご請求・お見積

住まいのお役立ちコラムColumn

制震技術について知ろう|リフォーム 東京 新日本ハウス

ざっくり言うと・・・

▼制震とは2階以上の揺れを抑える仕組み
▼制震には電力を使うものと使わないものがある
▼住宅には層間ダンパー型がお勧め


以前に耐震補強についてご紹介しましたが、今回は制震技術の種類について重点的にご紹介いたします。

まず、制震とは耐震補強が地震の揺れに耐えるよう補強していくのに対し、制震では揺れの振動を設置した機構により低減させ、一階の揺れよりも二階の揺れが大きくなることを防ぎ、損傷しないようにする仕組みです。そのため制震装置を設置したとしても一階の揺れは変わりません。また、制震装置は建物が変形することによって効果を発揮するもののため、ツーバイフォーのように変形しにくい住宅では設置しても効果が薄くなります。

しかし、制震装置を2階以上の木造住宅等に入れることにより通常の耐震構造に比べ揺れを20~30%軽減することができ、その分倒壊するリスクを抑えることができます。

次に制震装置の種類と方法についてそれぞれご紹介したいと思います。


○制震の手法

揺れを吸収するにあたり、他のエネルギー(電力等)を使うものと使わないもので分類されます。


・パッシブ制震

電力を使わない制震の手法です。制震壁、制震ブレースなどエネルギーを吸収する機構で振動を減少させます。電力を使わないので、停電になった時も正常に効果を発揮できますので、通常の木造住宅で使われる手法となっています。


・セミアクティブ制震

電力を使いコンピュータやリレー回路などで制御し、オイルダンパーのオイル量等を調整することによりパッシブ制震よりも効果的に減少させます。


・アクティブ制震

建物が受けた振動をセンサーが取り込み外部からのエネルギーによって重りなどを稼働させて揺れの振動と逆向きの振動を与えることによって振動を減少させる方法です。後述するマスダンパーや連結型として使われています。


○耐震補強の種類

・層間ダンパー型

建物の筋かいや壁にオイルや金属を用いた変形するダンパーを設置し、地震の揺れを吸収させて建物の破損を防ぐ機構です。電力を使わないパッシブ制震がほとんどですが、一部センサーを用いたセミアクティブ制震の物があります。

耐震補強の方でもご紹介しましたが、筋かいに設置するタイプの制震ダンパーもこの層間ダンパー型に分類されます。また壁には制震補強壁というものがあります。



【耐震補強】



【制震補強壁】


・マスダンパー型

動吸振器の一種で、建物の上部に重りを設置し、重りを動かすことによって建物にかかる振動を抑えるものです。高いビル等に設置されており、主に風による振動を軽減するために設置されています。

有名なものでは台北101に設置されているTMD(Tuned Mass Damper)というものがあります。101階のビルの87~92階の中に設置された巨大な振り子で風等の振動を軽減させています。



【台北101に設置されている制震装置】


・連結型

隣り合う建物をダンパーで連結、もしくは建物の構造を分けて連結することによって、互いの重さを利用して振動を吸収する仕組みです。連結型の制震構造をしている建物は少ないですが、晴海アイランドトリトンスクエアでは3棟のビルの間に制震装置が設置され連結されています。

今回は制震についてご紹介しましたが、セミアクティブ制震やアクティブ制震のように電力を使う手法では無停電装置を備える必要があります。そのため一般的な二階以上の住宅では制震ダンパーや制震補強壁など電力を使わないパッシブ制震の層間ダンパー型を入れ、地震に備えてはいかがでしょうか。