地震・火災に備えた「見えない」リフォームとは?

地震や火災への備えは「構造」や「素材」など、目に見えにくい部分のリフォームによって大きな安心を得ることができます。
特に災害時に被害を最小限に抑えるための「見えないリフォーム」は、住まいの安全性を底上げする重要な備えです。

■ 地震に備える「見えない」リフォーム
1. 耐震補強工事(構造の補強)
・壁の耐震補強(耐力壁の追加)
 → 筋交いの追加、構造用合板を使って壁の強度を上げる工事です。
  耐震診断を行い、地震の揺れに弱い部分を補強します。

・基礎の補強
 → 鉄筋を追加したり、ひび割れの補修や、基礎の巻き立て(補強コンクリートの追加)で強度を高めます。

・金物の補強(柱や梁の接合部)
 → 専用の耐震金物で接合部のゆるみやズレを防止。

●ポイント:耐震診断を受けることで、必要な補強箇所が明確になります。

2. 家具の転倒防止対策(下地補強)
・壁内部に下地を追加する
 → 壁掛けTV、収納棚、家具固定器具を将来取り付けやすくするための補強です。

・天井・梁への耐震シーリングファンや照明器具の固定
 → 落下リスクを抑えることができます。

3. 屋根の軽量化
・重い瓦屋根から軽量屋根材へ交換
 → 地震時の建物への負担を軽減し、倒壊リスクを減らせます(軽量金属屋根やスレート屋根など)。

■ 火災に備える「見えない」リフォーム
1. 耐火建材の採用
・壁・天井・床の下地材を不燃・準不燃材に
 → 石膏ボード、防火ボードなどで延焼を遅らせ、避難時間を確保できます。

・断熱材を「不燃性の素材」にする
 → グラスウールやロックウールなどは、火災時に燃えにくく安全性が高いです。

2. 電気配線の見直し(火災の原因対策)
・古い配線の交換・分電盤の点検
 → 漏電や過電流による火災を予防します。
  築20年以上の住宅では特におすすめ。

・アース付きコンセント・感電防止設計
 → 火花や過熱を防ぐ工夫も、火災予防につながります。

3. 火災報知器・感知器の設置
・準備火災報知器を将来追加できるよう、電源・配線を壁内に通しておく
 → 配線済みにしておけば、見た目を損なわず後から設置しやすくなります。

「見えないけど守ってくれる」安心の備えを今から。
これらのリフォームは、見た目にはほとんど変化がない分、「今は見えないけれど、いざという時に命を守る力」になります。
特に大規模リフォームや内装工事を行う際には、合わせて取り入れることで、費用効率も良くなります。