水まわりリフォーム Q&A

  • 住みながらでも工事できますか?
  • 一戸建てでも集合住宅でも住みながらで大丈夫です。大がかりなリフォームの場合でも、部屋毎や1、2階に分けて工事したりできます。ただし、水まわり等の工事では、数日間キッチンやお風呂が使えなかったりという不便な面はでてきますので、仮設工事をするなど考慮しておく必要はあります。
  • リフォームの工事は何日くらいかかるの?
  • リフォーム内容や建物の状況によって違ってくる為、一概には言えませんが、目安を上げるとすると、内装工事では一週間、ユニットバスの交換は3~4日、システムキッチンの交換は4~5日、内装工事と水まわりの設備交換などの全面改装で約1ヵ月、間取り変更も含む全面改装なら約2ヶ月程度です。
    工程が複雑で関わる業者が増えるほど、工期は長くなります。また、解体後に、新たな問題が見つかることもあるため、予定よりも工期がかかる場合がありますのでご了承ください。
  • 在来工法とシステムバス。リフォームにはどちらがいいですか?
  • お風呂はオリジナリティあふれたものにしたいという人向きなのが、在来工法バスです。
    好きな型の浴槽が選べ、天井を高くしたり、窓やライトも自由自在です。床や壁も好みで作ることが可能です。既存の広さもそのまま使えます。ただし、防水工事が必要でプロの手作りなので工期が長くかかります。システムバスは、自由度には欠けますが、機能性・防水性・施工性に優れ、工期も短く済むのでリフォームにはおすすめです。
  • システムバスには、どんな種類がありますか?
  • 大きさでは、0.75坪・1坪・1.25坪・1.5坪など。他にもメーターモジュール対応、サイズ調整可能なものなど種類が豊富にあります。設備面では、暖房機能付きの浴室換気乾燥機。水栓を押すだけのタッチ水栓、保温浴槽機能などグレードアップしています。壁材や浴槽も耐久性が高く、デザイン、質感も重視されてバリエーションも豊富です。最近では、出入口に段差が無いバリアフリータイプが主流になっています。
  • だいたいの目安として、リフォームや機器の取り替えは築後何年くらいで必要になりますか?
  • 内装、外部、住宅設備機器等また、使用材料によっても異なりますが、キッチン、浴室、トイレ、洗面所などの住宅設備機は、15年~20年ごとといわれています。給排水管、ガス管などもチェックしてあわせて取り替えられるといいでしょう。
  • キッチンが狭い。オープンで開放感のあるものにしたいのですが?
  • 狭いキッチンは増築し、コーナー部分に出窓を設けたり高窓やトップライトを設けます。明るい日差しが差し込み、さわやかですがすがしい雰囲気のキッチンになります。
  • 今までのキッチンの場所を移動してリフォームできますか?
  • キッチンの移動では、排気や排水の検討が必要です。吸い込みが悪くなったり、排水の勾配がとりにくく排水管がつまりやすくなったりする場合がありますので、注意が必要です。
  • お手入れが簡単できれいなキッチンにしたいのですが?
  • 天板は機能性を重視するなら、ステンレスが一番です。汚れ落しも簡単で、いつも磨いてさえいれば大丈夫です。壁面の主流はキッチンパネルが人気です。見た目が美しい上に目地が無く、毎日のお手入れも簡単です。また、ホーローのキッチンもおすすめです。
    汚いもので困るのはゴミの収集場所。すっきりしたキッチンについ出っ張るのがゴミ箱。シンクの下や収納カウンターの下をオープンにしてキャスター付ダストボックスをセットしたりするのもいい方法です。
  • 和式トイレを洋式トイレにしたいのですが?
  • 現状の床や便器を全て撤去してつくり直します。洋式便器を取り付けるにあたっては排水管の位置なども考慮する必要があります。最近では、狭い和式トイレの洋式へのリフォームに適応する便器・タンクのセットや、ある程度の排水位置に対応できるリフォーム便器があります。また、あわせて洗浄暖房便座を取付されたい時は電源(コンセント)が必要になります。
  • トイレの便器を取り替えしたい。選ぶポイントは?
  • 最近では、すぐれた節水タイプが多く、20年以上前の便器だと1/3、15年以上前の便器でも約1/2の水量で済みます。そして清掃性を考慮した汚れがつきにくく落ちやすい素材のものが人気です。
    取り替えする際におすすめなのが洗浄暖房便座です。他にも節電・脱臭・部屋暖房機能などバリエーションが豊富です。便器と一体になったデザインのものや、タンクがなくすっきりしたデザインのタンクレス便器も人気です。サイズも種類もメーカーによりいろいろ。機能、デザイン、予算に応じて検討してください。
  • トイレの便器にはどんな種類がありますか?
  • 洗浄方式によって下記の様なタイプに分かれます。
    ・洗落とし式
    座面が普通サイズで水のたまり面も小さいので、汚物が付着しやすく洗浄時に水ハネがあります。最もシンプルで安価な便器です。

    ・セミサイホン式(ネオボルテックス)
    座面普通サイズ。水たまり面をサイホン式と先落とし式の中間に設計し、洗浄水量を抑えています。

    ・サイホン式
    座面のサイズが広くゆったりと座れます。サイホン作用で汚物を吸い込むように排出するので、汚物の付着が少ないスタンダードな方式です。

    ・サイホンゼット式
    座面のサイズが広くゆったりと座れます。基本はサイホン式と同じですが、さらにゼット穴から洗浄水を流し、汚物を吸い込むように排出します。水たまり面が広いので臭気の発散があまりありません。

    ・サイホンボルテックス式
    座面のサイズが広くゆったりと座れます。サイホン作用と渦巻き作用を共用し汚物を吸い込むように排出します。水たまり面も広く、洗浄音も静かです。

    ・ダイレクトバルブ式
    水圧だけで洗浄する方式で、水道直結式のタンクレストイレで採用され、タンクへの給水がなく、連続使用が可能です。体型の変化に合わせてゆったり座れる大型サイズの便器が増えています。また、技術の進歩で水量が少なくてもしっかり洗浄できる新たな洗浄方式の便器が各メーカーから発売されています。