ガルバリウムとは
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カテゴリー:リフォームの豆知識
ガルバリウム(Galvalume)は、鉄板に特殊な金属のコーティングを施した建築材料の一種です。主に屋根材や外壁材として使われています。耐久性や防錆性に優れ、軽量で扱いやすいのが特徴です。
1.ガルバリウムの主な特徴
- ①素材
ガルバリウム鋼板は、鉄板にアルミニウム(約55%)、亜鉛(約43.4%)、シリコン(約1.6%)を含む合金をコーティングしたものです。この組成により、アルミニウムの耐食性と亜鉛の防錆効果を組み合わせています。
②耐久性
一般的な亜鉛メッキ鋼板(トタン)よりも錆びにくい特性があります。そのため、雨風にさらされる屋外での使用に適しています。
③軽量
鉄板なので重量が軽く、施工しやすいのもメリットです。特に木造住宅の屋根材として重宝されています。
④デザイン性
表面がシンプルでスタイリッシュな見た目をしているため、現代的な建築にもマッチします。また、色や加工のバリエーションが豊富です。
⑤メンテナンス性
長期間錆びにくいとはいえ、メンテナンスを怠ると劣化が進むことがあります。定期的な掃除や塗装が必要です。
2.主な用途
- ・屋根材(住宅や倉庫など)
- ・外壁材
- ・軒天や庇
- ・ガレージや倉庫の建材
3.メリットとデメリット
①メリット
- 高い耐久性と防錆性能
- 軽量で施工が簡単
- 比較的コストパフォーマンスが良い
②デメリット
- 傷がつくと防錆効果が弱まる可能性がある
- 塩害地域(海の近く)では劣化が早くなる場合がある
- 強い衝撃に弱い
家の屋根や外壁に採用する際には、その土地の気候条件や目的に合わせて選ぶと良いですね!