外壁の漆喰(しっくい)とは
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カテゴリー:リフォームの豆知識
「外壁の漆喰(しっくい)」とは、建物の外側の壁に使われる伝統的な塗り壁材のひとつで、主に消石灰(しょうせっかい)を主成分とした自然素材です。日本では古くからお城や土蔵、町家などに使われていて、現代でもナチュラルな風合いや調湿効果を求めて使用されています。
1.漆喰の主な特徴(外壁用)
- ①耐火性
石灰が主成分なので火に強い
- ②防水性
水をはじく性質があり、外壁に適している
- ③通気性
湿気を通しやすく、壁内の湿度調整に優れる
- ④紫外線に強い
紫外線による劣化が少ない
- ⑤抗菌・防カビ効果
アルカリ性のため、カビや菌が発生しにくい
- ⑥美しい風合い
自然なマットな質感で、年月とともに味わいが出る
2.漆喰外壁のデメリット
- ・ひび割れやすい:地震や振動、下地の動きに弱い
- ・施工に技術が必要:左官職人による手作業が多い
- ・コストがやや高め:材料費・施工費ともに高めになりがち
- ・汚れが目立ちやすい:白が多く、排気ガスや雨だれの汚れが目につきやすい
3.こんな人におすすめ
- ・自然素材にこだわりたい
- ・和モダンやナチュラルな家にしたい
- ・長く風合いを楽しみたい
- ・手入れやリフォームをしながら住まいを育てたい