在宅介護を前提としたリフォームの注意点は?

在宅介護を前提としたリフォームでは、介護を受ける方の身体状況や生活動線に合わせ、安全性と快適性を両立させることが大切です。
以下のポイントに注意して計画を立てましょう。

【1】バリアフリー化は基本中の基本
段差の解消:玄関、廊下、浴室、トイレなどの段差はすべてフラットに。

手すりの設置:階段、トイレ、浴室、ベッドまわりなど、立ち座りや移動時に必要な箇所に。

床材の工夫:滑りにくく、つまずきにくい素材(例:クッションフロアやノンスリップタイプ)を選ぶ。

【2】介助スペースの確保
車椅子での移動を想定して、廊下やドア幅を広めに(目安:75cm以上)。

ベッドまわりやトイレ、浴室では、介助者が無理なく動けるスペースの余裕が重要です。

【3】トイレ・浴室の使いやすさ
トイレ:広めの設計にし、引き戸や自動開閉式ドアを検討。
便座は昇降機能付きも便利です。

浴室:滑り止め床、浴槽のまたぎ高さを低くする、入浴用リフトの設置も視野に入れましょう。

【4】寝室の配置と動線設計
家族の見守りやすさを考え、寝室はできるだけリビングやトイレに近い場所に。

ナースコールやモニターなど見守り機器の導入も検討すると安心です。

【5】将来を見越した設計
介護の程度が進んだ場合に備え、段階的な対応ができる設計をすると安心です。
(例えば、トイレの増設、エレベーター設置用のスペース確保など)

【6】介護保険を活用した住宅改修費支給制度
要介護・要支援認定を受けていれば、最大20万円までの住宅改修費が支給される制度があります。

対象工事:手すり設置、段差解消、床材変更、引き戸への交換など。
 

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