リフォームをするときに耳にすることがある「リフォーム瑕疵保険」。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、工事後の安心を守るための大切な仕組みです。

■ リフォーム瑕疵保険とは？
リフォーム工事において、施工不良や欠陥が見つかった場合に修補費用をカバーする保険制度です。
国土交通省が指定する保険法人が運営しており、リフォーム業者が加入しておくことで、施主（お客様）が安心して工事を依頼できるようになっています。

■ 加入するメリット
・第三者による検査が入る
→ 保険加入時には保険法人の検査員が現場をチェックするため、工事品質の向上につながります。

・万一の不具合に備えられる
→ 工事完了後に欠陥が見つかっても、補修費用が保険でカバーされるため、施主の負担が軽減されます。

・業者が倒産しても安心
→ 工事業者が倒産してしまった場合でも、保険金が支払われる仕組みがあります。

■ 保険の対象になる工事
・構造耐力に関わる部分のリフォーム
・雨漏りを防ぐための工事（屋根・外壁・防水など）
・一定規模以上の大規模リフォーム

※クロス張り替えや小規模な工事は対象外になることが多いです。

■ 注意点
・業者が保険に加入していなければ利用できない
・保険料は施主が負担するケースと、業者負担のケースがある
・保険期間や対象範囲は工事内容によって異なるため、事前確認が必要

リフォーム瑕疵保険は、
・施工不良や欠陥に備えられる
・第三者の検査が入るため安心
・業者倒産時にも補償される

といったメリットがある制度です。

リフォームの規模が大きい場合や、長く安心して暮らしたい方は、工事前に業者へ「瑕疵保険に加入していますか？」と確認してみましょう。